「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 武田友紀(たけだ・ゆき) 飛鳥新社
よく売れている本だそうなので、読んでみることにしました。
タイトルにも興味があります。
お昼のラジオ番組「人生相談」を聞いていて、ときおり、相談者の人が、異常に繊細だと感じるときがあります。
そんなことぐらい、気にしなくていいのにと思います。
ちなみは、わたし自身は、繊細さんではないと自覚しております。少しは繊細になったほうがいいのかもしれませんが、もう長い間生きてしまいました。いまさら変わる必要性もないし、変われるわけもありません。
思い出す言葉があります。作家、脚本家の向田邦子さんと黒柳徹子さんのモットー(生きていくうえでの信条)は、『反省しないこと』です。
本の帯に書いてある「HSP」:とても敏感な人とあります。Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブ・パーソン
(「はじめに」の部分)
「繊細であること」は、生まれもった気質の可能性が高いそうです(同感です)。
「繊細」を、長所として考えるところから、道が開けるそうです。(なるほど)
本のつくりです。
第1章から第5章まであります。
ラクになれる基本、ストレス防止の技(わざ)、人間関係を楽にする、のびのび働く技術、自分を生かす技術と続きます。(悩める人にとって、役に立ちそうです)
「第一章 繊細さんがラクになれる基本」
「(自分は)ただ繊細に生まれついた」と思う。自分の生まれつきの気質だと思う。(個人の性質)
キャッチする力が人よりも強い。
そんな自分を大切にする。
ひとりでゆっくり心を休める時間をもつようにする。
読んでいて、わたしは、この本は、女性向けの本だと感じました。
本の書き方について書いてみます。
実用書です。
文章の色を変えたり、太さを変えたりして、重要な点がわかるようになっています。
繊細である著者の世界です。「繊細」が満載です。
「第二章 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ」
ざっと読んで、「自分にとって必要がない情報は排除する」と理解しました。
必要な情報だけ見る。不必要な情報、関心がない情報は頭に入れない。
『空白の日』をつくっておく。その日に、心身を休める。
「第三章 人間関係をラクにする技術」
自分がわかっていることは、相手もわかっていると判断するのは危険です。それは、誤解です。
相手の脳みその中にある世界は、自分の脳みその中にある世界とは異なると考えることが正しい。
同じ体験をしても、体験内容が、「わかる人」と、「わからない人」がいるということを理解できるようにする。
自分と同じ感覚をもつわかりあえる人と仲間になる努力をする。
素(す)の自分を出すほど、自分に合う人が集まってくる。
「殻(カラ)」をかぶっていると、その殻に合う人が集まってきてしまう。その結果、自分が苦しくなる。
いい人を演じることをやめて、殻をやぶってみることが、精神的に楽になれる秘訣である。
以上のように、内容を読み取りました。
「キライ」は、あっていい。
だれかをキライになってもいい。
「繊細(せんさい)」にこだわることが、子細に(しさいに。とても細かく)書いてあります。
攻撃的な人と話すときは、相手と距離をおく。
相手が投げてくるボールを拾わなくてもいい。受けなくてもいい。
自分にストレスを与えてくる人とは距離をおく。
人に頼るという発想をもつ。(されど、頼られることを嫌がる相手もいます)
頼まれてもいないのに、人を助けない。(相手にとっては、望まない援助のこともある)
まずは、見守ることがいいそうです。相手から依頼があったら考える。
人とまじわる努力をしない人がいます。
自分は人のためになにもしないくせに、人には、自分のためになにかしろと要求する人がいます。
イヤな人です。
人に愚痴(ぐち。どうにもならないこと)を聞かせることは、相手に負担を与えることになるので、相手からは嫌われます。
「第4章 肩の力を抜いてのびのび働く技術」
マルチタスク:複数の作業や処理を同時進行で、または短時間で、並行して進めること(わたしはそのようにして現役の時は働いていました。朝、その日にやるべきことをメモに書きだして、夕方になると、やるべき複数の仕事が終息していました)
こちらの本のアドバイスは、「一つひとつやっていこう!」です。(ふ~む。どうかな)
やれないのは、仕事量が多いからだそうです。(要領よくやることが、仕事をすることであったりもします)
まあ、やれないのなら、それぞれ自分のやり方でたたかいにのぞめばいいでしょう。
その結果に応じた人事配置になっていくのでしょう。
仕事について悩むときのパターンが書いてあります。
①(今の)仕事がつまらない。
②(今の)仕事に(自分の)強みを活かせていない(いかせていない)。
③職場環境や労働条件が合わない。
なんというか、仕事は生活をするために給料をもらうためにする。
根幹は、「お金」です。
仕事を選ぶ時は、自分がやれることを仕事にする。
自分はこれしかできないから、この仕事をしているということはあります(給料が高いとか安いとかに関係なくです)
仕事はまず、世のため人のためと思ってします。「楽で、給料が良くて、休みが多い仕事がいい」と思う人は雇用できません。そういう人は不祥事を起こします。会社や組織のお金やモノを自分のものにすることがあります。会社の情報を外部に持ち出したりすることもあります。会社や組織にとっての危険人物です。
194ページ付近を読みながら、そんなことを思いました。
サラリーマンにとって苦痛なのは、「通勤」です。けっこうつらい。
習慣にして、頭で考えなくても、勝手に体が動いてくれるようにしなければなりません。
なんでも、努力と忍耐と根性が基本です。
「第5章 繊細さんが自分を活かす(いかす)技術」
著者が入社6年目に精神状態が悪化して2年間休職した体験を書いておられます。
いいなと思った部分の要旨は、「自分にとって快適な空間をつくる心配り(こころくばり)をする」でした。相手のことばかり考えていたら、自分の心がつぶれてしまいます。
無理をして相手に合わせない。たてまえではなく、本音(ほんね)で生活する。
あとは、書いてあることが、同じような内容の繰り返しで、ちょっとくどいかなあと感じました。
まあ、そこが、著者が、繊細(せんさい)であるということの証(あかし。証拠)なのでしょう。
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