東京見物 徹子の部屋クラシック2025
東京見物 番組放送50周年記念 『徹子の部屋』クラシック2025 港区六本木 サントリーホール大ホール 7月16日水曜日午後6時開演でした
7月のことを思い出しての記録です。
次の写真は、開演15分前ぐらいです。
上演時間は3時間で、途中、20分間ぐらいの休憩がありました。

ホールの入口前が、『カラヤン広場』というところでした。
写真には入らないようにして撮影しましたが、右方向には、たくさんの人たちがいました。
ゆったりのんびりできるいい空間でした。
客層は、女性が多い。年配の人たち。そして、お体が不自由な方もよく見かけました。

思い出すままに、感想を書き落としてみます。
(第一部)
『The Rev Saxophone Quartet(ザ・レヴ・サックスホーン カルテット メンバーから説明がありましが、「レヴ」というのは、車のエンジンの回転数だそうです。エンジンをふかすというようなイメージがあるようです)』
東京藝術大学の卒業生でつくられたメンバーだそうです。
上野耕平、宮越悠貴、都築惇、田中奏一朗という4人組で、種類が異なるサックスを吹くメンバーでした。
2013年(平成25年)結成だそうです。
ほかのゲストの方たちも含めたこれ以降のコンサートの流れですが、演者のみなさんが、何か発言されると、観客席から大きな拍手が沸き起こるという繰り返しの交流が続きました。まるで、演者と観客が会話をしているような楽しさ、にぎやかさ、明るさがありました。感心しました。
舞台劇だと、ほおっておくと、ステージ上の演者たちは熱が入って動き回るのですが、観客はシーンとして、お客さんが客席にいるのか、いないのかわからないような、変な雰囲気になることがあります。お客さんが引いているとか、お客さんのノリが悪いとかです。
今回のコンサートは、黒柳徹子さんのお人柄で、ステージ上の演者と客席の観客が、言葉と拍手で一体化しています。いい感じです。
The Rev Saxophone Quartet、こちらのグループは、4種類のサックスホーンで演奏されます。
きれいな音です。なめらかなメロディーです。サックスの音が、人の声のように聞こえたりもします。
こういう、サックスホーン4種類の組み合わせのバンド(グループ)というのは珍しいのでしょう。その点で価値があると思います。
演奏のあとの30代若い人たち4人と徹子さんの会話のキャッチボールもおもしろかった。
ほかのゲストさんたちとのやりとりも含めて、なんというか、徹子さんには、(ちょっと下品な)問いかけもあって、会話の内容が、えげつない(相手が答えにくいようなことでも力づくで質問する。答えさせる)、あけすけ(隠し事をしない)、ゼニ・カネの話が続いて、会場は爆笑に包まれます。(聞きにくいけれど聞きたいことを、徹子さんはズバンズバンと質問し続けます。ときおり、答えるほうも言葉が詰まります。『そんな生々しいことは、ここの場では……』)と返答をためらわれることもありました。徹子さんだからできる技(わざ)です。
『上妻博光(あがつま・ひろみつ 三味線)+宮田大(みやた・だい)チェロ』
チェロの音というのは、単調な音の流れだけかと思っていました。宮田大さんのチェロは、いろんな音が出てくる演奏でした。チェロって、あんな音も出せるんだと新鮮でした。
おふたりとも真剣な演奏です。『虎』と、『龍(りゅう)』が対決しているシーンを、三味線とチェロで表現されていました。『絃弦相搏(げんげんそうはく)』という曲名でした。
三味線もチェロも、『余韻(よいん。あとに残って伸びる音)』の楽器だと感じました。
同じリズムとメロディーを繰り返しながら、音を高くもっていきます。
いい感じです。
(第二部)
『清塚信也』
清塚信也さんという方は、最初乱暴な感じがしたのですが、話し方がポンポンはずんで、お笑い芸人さんみたいだなと感心しました。
ちょっとひねくれたようなユーモアがおもしろい。
徹子さんとのやりとりは、おふたりで漫才をやられているようで、会場は大きな笑いに包まれていました。
清塚信也さんのピアノの演奏は、漫談みたいなご本人の話し方とはうってかわって、やわらかくて美しい音が出ていました。
ご本人が、高校生だった時につくったという曲、『祈り』が、落ち着いていて、美しい音色が流れていて、いい感じでした。
徹子さんと清塚信也さんは、清塚信也さんのお母さんのことを熱心に話されていました。こどものころから、(なんか教育虐待みたいな感じで)ピアノ演奏練習を強制的にかつ徹底的にさせられていたそうです。清塚信也さんは、まだこども時代なのに、自分は将来、プロのピアニストになる道しかないとあきらめたそうです。(そういう人生もあるのか)
もう亡くなりましたが、ピアニストの中村紘子さんが、清塚信也さんのお師匠だったそうです。中村紘子さんのご主人が小説を書かれる庄司薫さんで、わたしは昭和40年代に、庄司薫作品、『赤頭巾(ずきん)ちゃん気をつけて』とか、『さよなら快傑黒頭巾(くろずきん)』とか、『白鳥の歌なんか聞こえない』などの本を読みました。わたしはまだ高校生でした。
『千住明(せんじゅ・あきら)+千寿真理子(せんじゅ・まりこ)+SENJYU LAB Ensenble(弦楽合奏団。東京藝大関係の若い人たち。センジュ・ラボ・アンサンブルという読み方でいいのだろうか。わかりません。LABは、実験室という意味ですな)』
映画かドラマのテーマ音楽に向いた曲だなあと感じながら、最初の演奏を聴いていました。
演奏後、ドラマ、『VIVANT(ヴィヴァン)』のテーマ曲ですと紹介があり、ああ、そうだったと思い出しました。いい感じの曲です。音のかたまりが、こちらに向かって、がんがん飛んできます。
徹子さんとのやりとりを聞いていて、こどもの頃からこれ一筋(ひとすじ。音楽の世界で、演奏、創作など)で生きてこられた人たちだと理解しました。(ほかのゲストの方たちも含めて)
わたしは、いまさら知ることばかりです。
千住真理子さんがこどもだったころからのみなさんお知り合いだそうです。
いってみれば、狭い世界で、上下関係もあるでしょうし、『音楽演奏』という目標を常にもって、人生を送ってこられて、これからも音楽とともに人生を送っていかれる人たちです。
千住真理子さんは細い体で、ただ、ヴァイオリン演奏をするので、その姿勢からお体の骨が曲がってしまっているところもあるそうです。
兄の千住明さんはやさしい話し方をされる方で、いつも、妹のうしろからついてきた。妹の陰に自分は隠れていたというようなことをお話しされていました。
全体の鑑賞を終えての感想です。
芸術や文化の世界で、演者として食べて行こうと思ったら、やっぱり東京へ出てこないといけないなと再認識した今回のコンサート見学でした。
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